2011年4月30日土曜日

薬師岳情報

 

 倉方付近からの真昼岳の眺め


 三本ツルの崩落した雪庇


 薬師岳と薬師岳の肩


 薬師だけは、雪が多く登山道が出るのは6月になってからと思われます。滝倉までは大分雪が消え一部登山道が出ましたが、まだ多くは雪の中です。テープを置いてきましたので、それを頼りに進んでください。滝倉から倉方までの登山道が出るのは、6月になってからでしょう。こちらも登山道に沿ってテープを置いてきましたから、これを目印に登ってください。倉方上部の三本ツルは、雪庇の崩落はまだ続きそうです。雪庇の落ちた場所は、全層雪崩が起きやすくなっていますので、決して近寄らないでください。必ずテープのとおり倉方を経由してください。
参考コースタイム テープを置きながらの時間ですが、参考にしてください。
9:05   小路又橋発
9:35   登山口休憩所着 小屋の点検  9:40発
9:50   甘露水口 水補給  9:55 発
10:15  ブナ台  10:20 発
10:25  ブナ台上部 簡易アイゼン着  10:30 発
10:50  滝倉着  例年よりかなり残雪が多い
11:35  倉方  
11:45  倉方上部  雪庇の崩落 小雨  昼食  11:58 下山
12:25  ブナ台上部 アイゼン脱 
12:40  甘露水着
12:48  登山口休憩所
13:13  小路又橋着
   

2011年4月29日金曜日

花情報

 薬師岳登山口休憩所の冬囲いを外しました。水も流しましたので、トイレも使えます。
 山では、早春の花が咲き始めています。イワウチワやカタクリも咲き始めました。



 大台スキー場のカタクリは、三分咲きくらいです。連休頃見ごろとなるでしょう。エゾエンゴサクも咲き始め、山は賑やかになると思います。



 
 川原では、ヤナギ(オノエヤナギ)が芽吹き萌黄色となっています。この季節になると、啄木の望郷歌「柔らかに柳青める北上の 岸辺目に見ゆ泣けと如くに」を思い出し、よく口ずさみます。啄木は、ちょうど今ごろの季節を眼に浮かべて歌ったのでしょうか。普通であれば、これから新緑の美しい季節になり心も晴れるのですが、この歌には、孤独さ、物悲しさが漂います。
 真木渓谷、大股渓谷はこれから素晴らしい新緑を見ることができます。川口渓谷はまだ通行止めですが、今年の秋には人の通行止めは解除されるのではないでしょうか。紅葉のような派手さはありませんが、新緑には落ち着いた命の息吹があります。躍動感があります。色も萌黄色からオレンジ、時には薄いピンクも混じり、マツやスギの濃い緑の中にオオヤマザクラが点在し、心躍る美しさです。連休後半には、これら渓谷の新緑を楽しんでください。

2011年4月26日火曜日

真木林道情報

 真木林道の雪はほぼ消え、袖川まで通れるようになりましたが、岩や石が散乱しており悪路なっています。25日、大仙市太田支所の担当者の方と林道の様子を袖川まで確認しました。26日から整備に入り、28日までには整備が終わる予定となりました。その奥は雪が多く、整備と除雪は5月になるでしょう。
 29日には、薬師岳まで登山道に沿ってテープを置く予定ですが、天気が悪ければ延期します。見通しが悪ければ、登山道の確認が難しくなります。
 滝倉の水場からダイレクトに倉方に出るルートもありますが、かなりの急登となります。いよいよ春山のシーズンです。大台スキー場では、カタクリの花が咲き始めました。

2011年4月24日日曜日

真木林道情報

 今年は、例年にない大雪と3月の寒さで真木林道の雪解けが遅れています。23日現在では、余滝付近までしか通れません。
 大仙市太田支所では、25日から除雪と崩れた岩の撤去にかかる予定です。29日までは、袖川の園地まで開通するのではないでしょうか。その奥は、まだ雪多く5月にならなければ、登山口休憩所まで入れないと思います。袖川から休憩所までは、1時間弱です。
 薬師岳までの登山道は、雪の中です。袖川まで開通したら、登山道に沿ってテープを置きます。登山道に沿って登るのが、最も楽で早いです。特に注意が必要なのは、三本ツルの雪庇です。倉方の上部から薬師岳の肩にかけて、雪庇が発達し4月下旬から5月上旬にかけて崩落します。ダイレクトに薬師岳の肩を目指しても、雪庇があり登れませんし危険です。登山道のとおり倉方を経由するコースが、早く安全です。
 下山も登山道に沿って降りてください。楽をしようとすると谷筋入り込み方向が分からなくなったり、雪崩の危険があります。雪が締まっていますのでアイゼンとピッケルがあれば、安全で楽でしょう。私は、5月の上旬までアイゼンとピッケルを使います。小杉山、小鷲倉、和賀岳の登りもアイゼン、ピッケルは、必要でしょう。

2011年4月18日月曜日

真昼岳情報

 焼山コースを巡回して来ました。雪解けは急速に進んではいますが、2週間ほど例年よりも遅れています。尾根の登山道は、一部出ましたが大部分は雪の中です。やせつるは、まだ馬の背の状態です。慎重に歩いていください。
 焼山の頂上付近でクマの足跡を見ましたので、帰りは、ゴンゲン沢尾根コースを降りました。
 コースタイム
 9:25 草地発
 9:50 赤倉登山口 水補給 9:55発
10:23 作業道峠 ピッケルを出す 10:25発
10:45 焼山頂上 40分にクマの足跡発見(子連れではなく単独でした)
11:00 ゴンゲン沢尾根コースとの合流点
11:35 やせつる 45分休憩 50分発
12:20 頂上 昼食  12:45発
13:25 ゴンゲン沢尾根コースとの合流点
13:50 赤倉口
14:15 着
 


真昼岳から見る和賀岳と△十年愛用のピッケル(シャフトはアオダモ)
 

2011年4月16日土曜日

真木林道情報

 15日真木林道を巡回して来ました。雪解けは、進んではいますが例年よりも10日以上遅れています。大仙市太田支所にお願いして、4月の29日までには袖川の園地まで整備をしてもらうことになりました。連休には、薬師岳や和賀岳の春山を楽しむことができそうです。袖川園地から登山口休憩所までは、一時間弱かかりますので、行動計画を立てる場合は行動時間を誤らないようにしてください。
 山には、まだ雪がありますので、29日までには登山道に沿ってテープを置く予定です。登山道に沿って登るのが最も楽で時間がかかりません。もし、個人でテープを置いた場合は、回収をお願いします。登山道が出始める5月下旬ごろ、登山道以外に余計なテープがあると迷う原因にもなりますので、回収をお願いします。倉方の上部から薬師岳の肩にかけては、4月下旬から5月上旬にかけて雪庇が崩落しますので、必ず登山道のとおり倉方を回ってください。ダイレクトに薬師の肩を目指しても雪庇で登れませんし、雪庇が落ちて来る可能性がありますのでくれぐれも注意してください。
 

雪の消えた場所では、アネモネ プセオイドアルタイカ:キクザキイチリンソウ(キクザキイチゲ:菊咲一華)が、青と白い花を咲かせ始めました。このほか、マルバマンサク、キブシも咲いています。これから、春の花が咲き始めます。

2011年4月13日水曜日

真昼岳焼山コース

 真昼岳の焼山コースを巡回して来ました。今日も真昼岳を目指したのですが、標高700m付近から風が強く頂上を断念し引き返しました。このコースは、4月の下旬ごろまで利用できるのではないでしょうか。一部雪解けの進んでいる所もありますが、まだ利用できます。今日は作業道のポイントに、テープを置いてきました。作業道の峠からは、日曜日に入山したと思われる方がテープを置いてありました。

 焼山頂上付近で、オリンパスのピクチャーカードを拾いました。韓国の観光旅行と思われる写真が写っていました。日付は2003年5月14日となっています。心当たりの方は、メールで連絡ください. kurasan@obako.or.jp
 

白鳥が帰っています


 数日前から白鳥が、群れをなして北へ帰っています。昨日から今朝にかけて、多くの白鳥が飛んで行きました。例年であれば、今頃帰るのは、ヒコガシ(怠け者)か十分に餌を取れなかった白鳥です。今年は雪が多かったため、十分に餌を取ることができなかったからと思われます。
 4月に入って、ようやく雪が消え、田んぼで落ち穂をついばむ白鳥が多く見られました。鳥インフルエンザで餌付けが減ったのも一因となって、北へ帰る体力をつけるため、今まで残っていたと思われます。
 山には、まだ多くの雪があります。道路わきのボーダーガーデンでは、ガランサに次いでチオノドクサが咲いています。今月の下旬には、山でもアネモネ:キクザキイチリンソウが咲き始めるでしょう。楽しみです。また、スハマソウの様々な色を楽しむのを待ち焦がれています。

2011年4月6日水曜日

真昼岳焼山コース紹介

 4月5日、真昼岳を巡回してきました。やせつるで、新雪が10㎝ほど積もり滑落のおそれがあったので、残念ですが引き返しました。今回も頂上に立つことができませんでした。
 今年は、雪が多く4月下旬まで春山を楽しめそうです。連休になっても夏の登山道は雪の中ではないでしょうか。全層雪崩が起きていますので、沢には入らないでください。
 焼山コースの紹介
 このコースは、積雪期にお勧めコースです。赤倉沢の右岸の尾根を作業道を利用して登りますので楽です。コースタイムは昨日の私の時間です。
8:55 草地十字路発 赤倉沢林道を登山口まで向かいます。スギ林を過ぎた辺りから新しいデブリが3箇所ありました。もう滑るような雪はありません。
9:25 登山口(作業道起点) 作業道を沢に沿って30mほど進み、左へ折れ50mほど進みまた左へ折れ西に向かいます。間もなくY字路になりますので右の道を進みます。
9:40 若い杉の造林地の最終地点 ここで、左に折れ、30年ほどの杉の林へと入りますとまた作業道がありますので、そのまま峠へと向かいます。見晴らしがよく、横手盆地がきれいに見えます。目の前には、焼山の尾根が走っています。
9:58 作業道峠 ここから、造林地の脇を尾根伝いに焼山(678mの独標点)の頂上を目指します。右手は、スギの造林地です。尾根はミズナラなどの雑木林です。
10:20 焼山頂上 頂上から一旦下り、ごんげん沢の尾根コースとの合流点に向かいます。やせ尾根ですので、滑落しないよう慎重に進んでください。ピッケル利用し支点を確保すると楽でしょう。
10:30 ごんげん沢尾根コースとの合流点 ここからは、ブナ林の尾根を快適にやせつるを目指します。
11:05 やせつる やせつるは、ザラメ状の雪の上に新雪が積もり非常に滑りやすくなっていましたので、残念ですが引き返しました。
11:15 下山開始
11:25 昼食 
11:45 出発 かんじきが壊れ、右足はつぼ足となりました。非常に歩きにくかったです。
12:10 作業道峠
12:35 赤倉登山口
13:05 草地十字路着