2012年1月30日月曜日

寒さが続きます

真昼山地は、居座る寒気の影響で連日真冬日が続いています。雪は、昨年の冬のように休みなく降り続けることはなく、現在では例年より少し多いくらいです。北陸地方のような深い雪となっていません。しかし、気温は低く真冬日が1週間ほど続いています。時折暖かい日差しがあるのですが、気温は上がりません。今年の冬は、12月は大雪に悩まされ、1月は寒さが身に堪えます。
 一昨日からビニールハウスの1棟のドアが、シミデ(凍って)開かなくなりました。今日の仕事は、ドアを壊さずどのようにして開けるかです。水を流すにも水源はビニールハウスの中ですし、日中2時間陽射しがあれば内側から解けるのですが。
 真木林道の巡回の機会を待っていますが、雪崩が心配ですので控えています。雪も締まって落ち着いてきましたので、陽射しがある日に巡回したいと思っています。

2012年1月23日月曜日

積雪期の真昼岳

秋田県で積雪期に日帰りできる山は、スキーリフトやゴンドラを利用した森吉山や秋田駒ケ岳ですが、乳頭山と真昼山(岳)は、体力があれば日帰りも可能です。乳頭の場合、田代の小屋の利用もできます。
 真昼山は、赤倉沢林道を利用した焼山コースがお勧めです。日帰りですので、雪洞やテントを利用して泊まる必要はありません。積雪期の登山を楽しむ入門コースとして最適です。スノーシューやワカン、ピッケルなどは必要ですが泊まらなくても登れますので、装備はあまり重くなりません。頂上付近の西斜面は、吹き上げる風によって凍りつきますので、アイゼンも必要です。ヤセツルまでは、ブナ林の中を登りますので、アイゼンはいりません。
 これから積雪期の山を楽しみたい方には、真昼山で練習してみてはいかがでしょうか。頂上からは、広大な冬の横手盆地が見渡せます。

2012年1月19日木曜日

真昼岳焼山コース

今日の天気は、快晴に近い晴でした。雪も締まってきて、表面に小さな氷の結晶ができ、それが柔らかな日差しに反射し一面にキラキラ輝いていました。気温も平年並みで、赤倉沢林道の途中でセーターを脱ぎました。
 今年は、例年以上の大雪で表層雪崩が心配されます。赤倉沢林道では、登山口の手前の崖が春先に全層雪崩を毎年起こしますが、今年は表雪崩も起きそうです。太平山への作業道から見ると、いつ雪崩れるか時間の問題のように見えました。危険ですから焼山コースへは、太平山作業道を利用し尾根へ出たほうが安全でしょう。
 今日は太平山作業道へ入り、3つ目のカーブを折れた所の沢目を登りました。沢目をどこまでも詰めればよかったのですが、心が逸り途中で右に迂回したため尾根への詰めで、難儀をしました。雪は、スギ林の中ですので枝からの落雪で締まっていて歩きやすかったです。このコースは、スギの人工林の中ですので雪崩の心配はないでしょう。登る途中、何回も杉の枝から雪が落ちましたが、雪崩の跡はありませんでした。春先に全層雪崩も起きるような場所ではありませんでした。
 このコースは、赤倉沢林道奥の作業道を利用した焼山コースと尾根の手前で合流します。今日は、出発が遅かったので、尾根の切り通しで引き返しました。今度は、テープを置いてくる予定です。

2012年1月14日土曜日

秋田の冬の食べ物

秋田の冬は雪の日が多く、日の光の暖かさがことのほかありがたく感じます。今年は、例年になく12月からの大雪となっています。大雪は2年続くと言われますが、正に去年、今年と2年続きの大雪となっています。このつらく厳しい冬が旬の食べ物が秋田にあります。
 冬の到来を告げるのが、しけと一緒に岸に産卵に来るハタハタです。焼き魚、鍋、飯鮓などとして調理されるほか、魚醤として「しょっつる」が作られます。産卵間近いハタハタのブリコ(卵)は、青味を帯び火を通すとよく粘ります。火を通し過ぎると硬くなりますので、焼き過ぎないことがコツです。このブリコを解きほぐし、一気にすするのが一番うまい食べ方です。ご飯にかけてもいいです。酒の肴には、鮓がお勧めです。酢で締めてありますのでトギ(骨)が柔らかくなり気になりませんので、丸ごといただきます。
 寒に入り寒さがいよいよ厳しくなると、ギバサが出回ります。ギバサとは海藻のアカモクのことです。生のものは褐色ですが、熱湯をかけると鮮やかな緑色に変わります。これを叩いて刻んだものをショウガ醤油でいただきます。これもよく粘り、かき混ぜるとトロトロになります。これを熱いご飯の上かけて食べます。このギバサにも飽きて、ギバサが粘らなくなると暖かい陽射しの日が多くなり、堅雪となり春がもうすぐです。
 夕べもトロトロのギバサをいただきました。ギバサが出回ると、厳しい冬も峠で少しの辛抱で春です。春は「山笑う」と言います。早春の花に、木々の芽吹きに命の躍動感を感じます。

2012年1月11日水曜日

雪崩が心配です

年明けは、小康状態であった雪が寒に入ってからまた降り始め大雪となっています。気温も低く寒い冬となりました。1月10日の北半球の高層天気図を見ると、樺太北部の上空に北半球で一番強い零下51度の寒気があります。北極上空よりも強い寒気です。この寒気が3日ほどほとんど動いていません。天気予報では、この寒気の影響を今日と明日最も強く受け、気温が低い真冬日としています。
 真昼岳の赤倉沢林道の巡回をしたいのですが、連日の雪で雪崩が心配ですので様子を見ています。赤倉沢林道では、登山口の手前100m付近が毎年雪崩れますが、普通は春先の全層雪崩です。しかし、今年は一気に大雪となりましたので、表層雪崩も心配です。
 雪崩を回避するために、太平山への作業道を利用し途中から右折し、赤倉沢林道の上部を焼山コースの作業道へ向かおうと思っています。焼山のピークからの下りは、ほんの少しですが、キレット状でやせ尾根ですので、この雪では雪崩れる可能性もありますので、ザイルで確保しながら通過することも考えています。週間予報では週明けには、天気が落ち着くように見えますから、巡回の機会と思います。雪が早く締まることを願っています。
 登山教室は、2月の9日に第一回目を開く予定です。