2017年1月30日月曜日

真木林道の状況

 真昼山地は今年は寒波が長続きしないため積雪の少ない状態が続いています。1月の中旬に強い寒波で大雪となった以降は、まとまった雪が降っていません。
 
 29日の真木林道の状況は、例年の6~7割程度の積雪です。1月の中旬から2月の中旬は、最も雪が降り積雪が深くなる時期ですが、今年は3月の上旬のような状態です。平年であれば、乾いた軽い雪が深くつもりスノーシューを着けても膝上まで沈みますが、昨日は堅雪に近い状態で、ほとんど沈みませんでした。今年は雪解けが早まるような感じがします。

2017年1月13日金曜日

真昼山地は大雪です

 オホーツク上空に停滞する低気圧と寒気のため、真昼山地は大雪となっています。今朝の真昼山地の麓でも30㎝を超える新たな積雪となりました。一気に降った雪で、表層雪崩が起きやすくなっています。入山は控えた方が賢明かと思います。沢筋のルートは非常に危険です。

 上空の500hPaの高層天気図を見ると、寒気と低気圧の移動をブロックしていたアラスカ半島の南からベーリング海、カムチャツカ半島の北に伸びる気圧の尾根が弱まって来て、オホーツク海に停滞している低気圧と寒気が、東に移動できそうに見えます。今朝の高層天気図では、カムチャツカ半島の北部に高気圧が残り、アリューシャン列島付近に低気圧の通り道ができそうに見えます。

 来週の半ばには、真昼岳の冬のルートである焼山コースを巡回してみたいと思っています。

2017年1月4日水曜日

真昼山地雪の状況

 新年おめでとうございます。
 
真昼山地は、例年に比べて雪の少ない状態が続いています。冬型の気圧配置が長続きせず、まとまった雪がありません。大台スキー場は、まだ雪が少なく、リフトが動いていません。


 世界中期予報センターの天気図を見ると、8日に東海沿岸を通る低気圧が発達しながら千島に進み、強い冬型の気圧配置となり、北海道から北陸、東北は風も強く荒れる天気のようです。久しぶりに、この冬型の気圧配置は12日まで続いています。気象庁の予想天気図よりも低気圧が発達し、大荒れの天気を予想しています。スキー場では、この天気でまとまった雪が降ることが期待できそうに見えます。8日以降は天気予報に注意が必要でしょう。暴風や大雪の警報が出る可能性があるように見えます。


 元旦には初日の出を見ることができませんでしたが、きれいな霧氷を見ることができました。